ハードウェアエンジニアリングの世界

電子機器の量産開発を通じて学んだことを書くブログ

図面の書き方 - 公差

寸法を書くと、次に公差を書く必要が出てきます。

 

公差というのは指示親寸法のバラつきの許容範囲を示すものになります。

この公差・・・具体的にどんな数値にしたらいいのか悩みますよね。

理想を言えば全部±0 でもそれを作ることは不可能です。

余談ですが・・

最近ではAとBの部品の寸法を3次元測定器で全て計測し、AとBの関係をぴったりにするような生産技術も存在しています。でもそれはとてもコストがかかります。

 

話を戻して、実際に公差を入れる時の数値ですが、

JIS規格に従いましょう。逆にJIS規格で示された公差よりも小さな公差を指示しても実現ができないということです。

 

例えば樹脂であれば、

公差データ | 樹脂加工ドットコム-プラスチック精密切削加工専門メーカーの三森製作所

板金部品であれば

www.nagai-giken.com

このようなページを参考にしましょう。

 

どのページを見ても、公差にランクがあると思います。

このランクですが、例えば精級を一箇所で選ぶと、他の寸法公差も精級にしなければならないというわけではありません。

自分が考える重要度に応じてこの部分は精級で、この部分は中級で溶いう形で分けて書いてください。

公差指示だけではなく、とても重要な寸法を長丸で囲んで指示すことで、より重要な寸法ですと指示をするというテクニックもあります。

これらを組み合わせて指示することで、効率よく高い品質を生み出すための図面を描くことができます。

 

前述の内容を守って図面を書いていると、寸法が多くて大変な時があります。そういう時は、書く手間を省く方法もあります。公差が書いてないところには一般公差を使用するという指示の仕方です。

重要なところだけ公差を書き、それ以外は一般公差に従うという形で、図面の端に一般公差表を書いて指示することができます。

 

このような手法で図面を書いてみましょう!